Windows AzureのOpenLogic CentOS 6.3 で GNOME (X Window)を使うまでセットアップをしてみる part1 Windows AzureのOpenLogic CentOS 6.3 で GNOME (X Window)を使うまでセットアップをしてみる part2 Windows AzureのOpenLogic CentOS 6.3 で GNOME (X Window)を使うまでセットアップをしてみる part3 Windows AzureのOpenLogic CentOS 6.3 で GNOME (X Window)を使うまでセットアップをしてみる part4目次はこちら。 今回は、コンパイラの準備です。
- Open Logic CentOS 6.3のインスタンス作成と接続
- yum更新とRemi Repositoruの導入
- ssh 公開鍵暗号での接続に切り替え
- zshのインストール
- gccなどDevelopment Toolsをインストール
- GNOMEの導入
- VNCの導入
gccなどDevelopment Toolsをインストール
Azureのギャラリーは、minimum installのようでyum groupinstall "Development Tools"ができないという罠。 また、デフォルトではkernel-headも更新できないようになっており、gccのインストールができません。 その対応も合わせて。初期のままでは gccをはじめとするコンパイラがインストールできない
さくっと、gccをいれようとするとエラーになるんですね。sudo yum install gccこんな感じでyumでkernel-headersのバージョンが古いよーってエラーが表示されます。
Error: Package: glibc-headers-2.12-1.80.el6_3.7.x86_64 (updates) Requires: kernel-headers Error: Package: glibc-headers-2.12-1.80.el6_3.7.x86_64 (updates) Requires: kernel-headers >= 2.2.1普通、yumは依存関係も解決するのですが、kernel-headerがmainでアップデート禁止となっているため、このようになります。 当然このままでは、kernel-headersのアップデートも失敗します。
sudo yum install glibc-headers-2.12-1.80.el6_3.7.x86_64そこで、kernel-headersをインストールして対応する方法は2つあります。
対応方法1
一つは、kernel-headersのインストールを行う際に、除外を見ないようにする方法です。sudo yum --disableexcludes=main install kernel-headers-2.6.32-279.14.1.el6.openlogic.x86_64それから、gccをいれればイケます。
sudo yum install gcc
対応方法2
もう一つは、kernel-headersのインストールを除外させていた部分を外す方法です。 原因は、/etc/yum.conf kernelがyum update対象外としてexcludeされているので、更新するように変更すればいいのです。 この方法なら、ただgccなどを入れるだけで、勝手に依存関係を解決します。 また、kernel-headerのバージョンを指定しないので、最新を勝手に入れてくれて楽です。 田中せんせーから、注意指摘があったので、gccなどを入れたら戻せばいいのでは。@guitarrapc_tech あー、でもAzure に限らず AWS でも kernel update すると起動しなくなったりすることがあるので、外しているんですかね?
— たなか@スワローズ好調さん (@tanaka_733) 2013年5月3日
自分で書き換える場合はvimでどうぞ。
vimで開いて、あるいは、このコマンドでもイケます。sudo vim /etc/yum.conf以下のようにリマークします。 #変更前exclude=kernel*#変更後#exclude=kernel*
変更時はこれでsudo sed -e "s/exclude=kernel/#exclude=kernel/" /etc/yum.conf -i戻す場合はこれでsudo sed -e "s/#exclude=kernel/exclude=kernel/" /etc/yum.conf -i
改めてgcc などなどをインストール
先述のいずれかの方法で、kernel-headerをインストール(あるいはインストールできるように)しておいてください。 では各種コンパイラなどをインストールしてみます。sudo yum install gcc-c++ autoconf automakeもし2番目の方法を使た場合は、kernel制限を戻す時はこれで (戻したら、次回以降のyumで同様のkernel-headerのバージョンエラーが出た時は直してね) sudo sed -e "s/#exclude=kernel/exclude=kernel/" /etc/yum.conf -i